赤ちゃんが「リズム」から学ぶこと

「子どもの心育ての第一は、“波長を合わせてそこにいる”ということ」
と、私どもは皆さんにお教えしています。

波長と言うのはリズム感です。
お母さんが赤ちゃんをあやしているときに
赤ちゃんの持っているリズムとお母さんのリズムとが合わないと、
赤ちゃんは受け止めてもらえた感じがしません。
リズムや波長が合うと、本当に受け入れられたという感じがして
体がリラックスして安心できます。
これが人間関係の基本なのです。

身近な人に波長を合わせてもらえないで育った子は、
いつも緊張感があり、体が固くなっているので
人のリズムや波長を感じることも、それに合わせることもできません。

さらに幼稚園などの新しい環境やまったく知らない集団に入るとさらに緊張して、
ますますリズムが合わせられず、お友達の輪に入れなくなります。

リズムや波長を合わせてもらったり、合わせたりする感覚は、
幼少期に体験を通じて体の感覚で学ぶものですから
その学びを得ずに育った子どもに
「お友達と仲良くしようね」とか「どうしてお友達の中に入れないの」「お友達のようにしたらいいのよ」
と言っても難しいのです。

子どもは本来、音楽などのリズムに自分の体のリズムを
自然に合わせたり、
人の調子に合わせて物まねをしたりするものです。
街で音楽の生演奏が聴こえてくると、幼い子どもたちは引き寄せられて、
リズムに合わせてお尻をふりふりしたり、
上半身をゆすったり、手拍子をしたりします。
そんなときに大人がそばに行って同じようにリズムに合わせてあげると、
子どもは大喜びです。

子どもは、日常的な遊びの中でリズム感を身につけていくのです。
そうすると人つき合いの波にも乗りやすくなります。

人の輪に入れなかったり、
人といろいろな感覚や気持ちを分かち合えなかったら
どんなに勉強ができても、
“自分はこれでOKなんだろうか?”
“人に受け入れてもらえているのだろうか?”
といつも不安な気持ちに襲われます。
自分自身が緊張していっぱいいっぱいなので
ますます人にリズムを合わせることができなくなります。

幼少期には、知識を頭につめこむこと以上に大切なことがあります。
子どもには体を使って思いっきり自由に遊ばせてあげ、
大人も一緒に遊んだり楽しんだり、
見守ったりする余裕がほしいものですね。

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