子どもの「イヤ!」が受け止められないあなたへ

反抗期に入り、「イヤ!」を連発するお子さんに閉口していませんか?
そんな方は、あなた自身の幼いころを思い出してみてください。

幼少期に「イヤ」「やめて」という気持ちを周囲の大人たちから尊重されずに
その気持ちを抑圧し続けた人がそのまま大人になったとき、
子どもに対してこんな態度をとりがちです。

①「イヤ!」に腹がたつ
自分の子どもや、他の誰かが無邪気に「イヤ」と言っている声を耳にし、
「イヤ」を通そうとする姿をみると、
イラッときたり、無性に腹が立ったり、
理由なく怒りの感情が暴走してしまうことがあります。

②「イヤ!」に介入したくなる
「イヤ」と言っている相手の感情を何とかしようとしたくなり、
気をそらそうとしたり、ご機嫌取りをしたり、
理屈で説得しようとしたりします。

③「イヤ!」と言われないように先回りする
「イヤ」と言われたあとで抑圧するのではなく、
そもそも「イヤ」が起こらないようにしようとします。
たとえば子どもに不快な思いをさせないように、失敗しないように
周りの大人が何でも先回りして準備したり、
指図したりしてしまう。

大人から①~③のようにされた子どもは、一見何も不自由がなく育っているように見えますが、
“自分自身、何がほしいかわからない”
“人と同じでいい、人が良いと思うものでいい”
という主体性に欠ける子ども
になってしまいます。

自分にとって何が快であるかは、
不快とのコントラストでわかるものです。
不快感情を生じさせないことや不快な気持ちを消すことが大事なのではなく、
自分の中で生じる「イヤ!」=不快感情と向き合って、
自分の満たされないニーズに気づき対処できる。
そんな子どもに育てることが大事なのです。

そのためには周りにいる人の共感によるサポートが必要です。
しかし、多くの人は他人の不快感情に共感することが苦手なのではないかと思います。
人が嫌な顔をしたり、「嫌だ」と言ったりすると困ってしまいませんか?
つい、①~③のような態度をとってしまうことも。
「つべこべ言わずにしなさい」「やるからには文句を言うな」
などと言いたくなる人は
幼いころ、自分自身の「イヤ!」がどんなふう扱われてきたかを振り返ってみてください。
過去の自分に共感してその時の不満や、怒りを解消することで、
はじめてあなたは相手の「イヤ」に対して寛容になれるのです。

 

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