講演会は終了しました。ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。

性について率直に話せますか?
~対人援助職が「性」と向き合うために~

田中万里子

学校や保健、医療や心理支援の現場で、対人援助職が性の問題を扱ったり、性教育の実践を求められたりする場面が増えています。
「性」を心やからだから切り離して考えることはできません。
それなのに、私たちは「性」だけを切り離して特別視し、タブー視し、
性について語ることを避けがちです。
その結果、自身の性について困惑している子ども、性被害の被害者や加害者となり傷ついた人、
自らの性についてひとりで悩み苦しむ人が後を絶ちません。
InnerCore9の心理療法CoreAccess9を受けに来られるクライエントにも、
問題のコア(根本原因)に性の問題を抱えている方が決して少なくないのです。

インターネットの普及などにより、性をめぐる環境は大きく変わりつつあります。
だからこそ対人援助職はプロフェッショナルとして、性の問題と向き合う必要に迫られています。

私たちはいま何を準備し、どう向き合えばいいのでしょうか。
一番大切なことは、「性」に対するあなた自身の縛りをはずし、
心とからだ、そして性という全体像の中で人を受け入れること。
そして、同僚やクライエントと躊躇せず人生の一部として自然に性について話せるようになることです。

この講座では、現在社会で起こっているさまざまな性の問題について検討し、
「性」を全人格の一部として受け入れ、自然に扱えるようになると人生がどのように変わるかを一緒に考えます。
本講座に参加して、プロフェッショナルとして性の問題と向き合うための心の準備をしませんか。
他の講座を受講されたことのない初めての方も歓迎します。
ひとりでも多くの対人援助職の皆さまのご参加をお待ちしています。

ご案内チラシはこちらからダウンロードいただけます。

■ご参加者の感想
・性についていかに気付かずにタブー視していたかに気付かされました。
・対人援助職として自分の中に越えないといけない課題がたくさんあることがわかった。
・子どもの性教育について気を付けるべきポイント、話し方が非常に参考になった。
・自分の性を受け入れることは自分を慈しむことというお話にこころがあたたかくなりました。
・自分が何に動揺したり、どんな感情を持つかを常に振り返り調べていくことが大事だと思いました。
・大切なのは知識だけではなくて価値観なのだと気付かされました。
・自分の体の責任をもつこと、境界線をつくっていくことの大切さについて学んだ。

次回の開催が決まりましたら、改めてご案内いたします。