生まれたばかりの赤ちゃんに、 パパだとわかってもらうには

おかあさんが赤ちゃんに語りかけていると、赤ちゃんは本当に母体内で元気に動いたりして、反応するようになります。

同じように、お父さんもお腹の近くにいて、赤ちゃんの動きを感じながら語りかけると、それもちゃんと伝わっているものです。

普通、生まれてすぐの赤ちゃんは母親の声は認識しても、父親の声は認識しないのだそうです。

でも、お父さんが、赤ちゃんがお腹にいるときから語りかけていると、生まれてすぐの赤ちゃんでもパパの声をちゃんと認識します。

ところで、私がこの話をしたとき、受講されていたカウンセラーの方が、ちょうど妊娠していました。仕事でカウンセリングをやるとすごくストレスになる、それはお腹の赤ちゃんにも悪いだろうと考えた彼女は、仕事の前にお腹の赤ちゃんに言ったそうです。


「私はいまから面接にいくけど、おかあさんが感じているストレスはあなたについてじゃないからね」。

そして、仕事が終わると、

「面接が終わったから、いまからはあなたと私だけの時間だよ

と赤ちゃんに語りかけるようにしたそうです。

彼女はそうすることによって、お腹の赤ちゃんの反応が以前とはぜんぜん違うと実感したそうです。
赤ちゃんにはお母さんの感情が本当に伝わっているということ、胎児期から愛着関係づくりが始まるということを認識していただきたいと思います。

(田中万里子「子どもの心育てワークショップ」より)